「いい人だけど、本当はどう思っているのか分からない」
「連絡は来るけど、なんとなく気持ちが見えない…」
50代からの婚活では、そんな“言葉に出ないモヤモヤ”を感じることがよくあります。
でも安心してください。人は、言葉よりも行動に本音が現れるものです。
今回は、行動心理学の視点から「彼の気持ち」をそっと読み解くヒントをお届けします。
大人の恋愛こそ、駆け引きより“観察”がカギ
若い頃はストレートな言葉で気持ちを伝え合うことも多かったかもしれません。
でも年齢を重ねると、恥ずかしさや遠慮、経験から“本音”を言葉にしなくなることが増えてきます。
そんなとき、大人の婚活は「観察力」が味方になります。
相手のしぐさや距離感、ふとした言動にこそ、本当の気持ちが見えることがあるのです。

行動でわかる「好意」のサイン
- 会話中、体の向きや目線があなたに向いている
- 自然な笑顔が多い(目元までゆるんでいる)
- あなたの話をよく覚えていてくれる
- 共通の予定を提案してくる
- 些細な変化にも気づいてくれる
「この人、よく見てくれているな」と感じるなら、それは言葉以上の好意のサインです。
◎ ミラーリング効果:相手があなたのしぐさを真似している?
人は好意を持っている相手に対して、無意識に同じ動作をする傾向があります。
- あなたが飲み物を飲んだ後、同じように飲む
- 足を組みかえるタイミングが近い
- うなずき方や声のトーンが似てくる
これらは、相手が「親しくなりたい」と感じているサインかもしれません。
◎ 物理的距離=心理的距離をチェック
会話中の距離感は、心の距離にも比例すると言われています。
- 近づいても自然な雰囲気なら、あなたへの信頼の表れ
- 一歩近づいたら、相手が一歩下がる様な距離を保たれ続けるなら、まだ様子見の段階かも
◎ “戻ってくる目線”に注目する
会話中に一度視線を外した後、また目線が戻るかどうかもヒントになります。
- 視線が戻る → 興味がある
- 目線が合わない → 関心が薄れている可能性
◎ 褒める内容の“方向性”にも注目
「可愛いですね」ばかりの人と、「あなたの考え方、素敵ですね」と言ってくれる人では、関心の向きが違います。
本当にあなたに興味がある人は、あなたの“人となり”に触れてくる傾向があります。
第三者への態度にも“人となり”があらわれる
行動心理学では、人は意識していない場面でこそ本音が出ると言われます。
たとえば、初対面の人やお店のスタッフとのやり取りなどです。
- 言葉づかいや態度が丁寧か
- 「ありがとう」「お願いします」が自然に言えるか
- 思い通りにいかなくても落ち着いて対応できるか
こうした姿勢は、将来あなたと過ごすときの“ふだんの優しさ”にもつながってきます。
出会って間もない時期は、お互いに「いい人だと思われたい」と思いがちで、意識的にやさしくふるまうことも少なくありません。
でも、たとえば店員さんや見知らぬ人への接し方など、相手が気を抜いているときの態度は、やがて自分にも向けられる態度になるかもしれないのです。
そう考えると、婚活では相手の言動を“自分への態度だけ”で判断しないことも大切です。

運転に出る“素の性格”を見てみよう
車の運転は、無意識の行動が多いためその人の本音や性格がにじみ出やすい場面です。
たとえば、こんな行動はありませんか?
- 渋滞時や割り込みにイライラして舌打ちをする
- 歩行者に気づいても止まらない
- 急ブレーキや乱暴な運転が多い
逆に、スムーズで穏やかな運転や、信号のない横断歩道で歩行者にきちんと譲る姿を見ると、
その人の“日常のやさしさ”が自然に出ていると感じることができます。
ドライブデートでは、会話だけでなく運転中の表情や配慮にも注目してみましょう。
まとめ:観察は、相手の本音とあなたの安心のヒント
行動を観察することは、相手をジャッジするためではありません。
「この人と一緒にいると、私は心地いいか?」を見つめ直す手がかりでもあります。
言葉では伝わらなくても、あなたを大切に思ってくれているサインは、きっと行動の中に表れています。
「彼の行動、少し意識して見てみようかな」
そんな小さな気づきが、あなたの婚活に新しい安心感をもたらしてくれますように。