【太陽光発電システム】は儲かると騒がれていた頃、あまりにも費用がかかりすぎるので踏み切れなかった方はたくさんいるはず。
実は管理人もその一人で、手は出せずじまいでした(^^;
最近は、在宅勤務など家にいる時間が増えると電気代がかさむし、災害時も不安でソワソワしています(笑)
売電単価が下落して、今更感があるとまで言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか?
【太陽光発電】もう遅い?売電単価値下がりで損をする?
今現在の太陽光発電の買取単価はなんと21円/1kWhです。(住宅用10㎾以下)
昔46円の時代があったはずですが、今ではすっかり下がってしまったのですね(^^;
それでも導入した場合、この21円買取が10年間は保証されます。
2019年度は24円でしたから、年を追うごとに下がっている状況です。
また、この買取制度(FIT)は昨年11月から順次10年を経過した方々がいらっしゃり(通称卒FIT)、経過後の買取単価は8.5円に下がりました。
どんどん下がっていきますので、そう遠くない将来買取制度はなくなるのではないかと言われております。
現在、東京電力管内の電気代は基本料金+電気使用量1kWh×19円88銭~30円57銭(時間帯及び契約プランによる)+燃料費調整額+再エネ賦課金で構成されています。
燃料費調整額
電気をつくるために必要な燃料(原油・LNG・石炭)の価格が、市場や為替などの外部要因によって変動するため、変動に応じて電気料金を調整するものです。
これについては、致し方ありません。
マイナスになることもあるので許容できます。
再エネ賦課金再エネ賦課金
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」のことで、固定価格買取制度で買い取られる「再生可能エネルギー電気」の買い取りに要した費用を、電気の使用者から広く集めるためのものです。
管理人の様に、太陽光発電システムを導入していない家庭は、導入している家庭の買取りに係る費用をただ単に負担しているという事になります。
これが、使用した電気の量×2.98円もあるわけで、こちらに関してはマイナスにはならず、ずっと払い続けることになります。
ものすごく損した気分になりませんか(-.-)
いろいろ考えてみると、導入したほうがいいような気にもなりますよね。
太陽光発電システムを今導入しても損をすることはありません!
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【太陽光発電】費用対効果と簡単な算定について
費用対効果はどうでしょう、いくら電気代の足しになるといっても、費用が高額すぎては手が出ません。
2020年度の太陽光発電施工込の相場は経済産業省の調達価格意見書の中で1kWh×29万円と設定されています。
昔に比べるとかなり安くなっています。
家庭用ですと、4~6㎾が主流ですので、仮に6㎾なら1,740,000円ということになります。
これを全額ソーラーローンで支払すると想定して計算をします。
支払シミュレーション
固定金利 2.45%(イオン銀行ソーラーローンの場合)
借入額 174万円
返済期間 10年
ボーナス併用 無
月の支払い額 16,363円
太陽光シミュレーションで月の電気代を10,000円使用していると仮定すると、ひと月1万円、年間約12万円のメリットという計算になります。
実質の月の支払いはローン支払い額との差額6,363円です。
パネルの耐用年数は15~20年、パワーコンディショナ―は10~15年なので、元は取れる計算になります。
地方自治体の補助金を設定しているところもありますので、利用すればさらにお得です!
卒FITを考えた場合は、蓄電池の導入を検討するのもありです♪
【太陽光発電】どのメーカーを選んだらいいの?
国産品はじめ海外製まで、たくさんのメーカーがあります。
シャープ(SHARP)
京セラ(KYOCERA)
パナソニック(PANASONIC)
東芝(TOSHIBA)
ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)
フジプレアム(FUJI PREAM)
ホンダソルテック(HONDA SOLTEC)
ソラキューブ(SOLA CUBE)
ループ(Looop)
長州産業(CIC)
ネクストエナジー(Next Energy)
サンテックパワー(SUNTECH POWER)
カナディアン・ソーラー(CANADIAN SOLAR)
トリナソーラー(TRINA SOLAR)
インリーソーラー(YINGLI SOLAR)
ハンファQセルズ(Hanwha Q CELLS)
ジンコソーラー(JINKO SOLAR)
あれ?三菱がないじゃないと思った方もいらっしゃるかもしれません。
2020年3月で販売終了となりました。
国内シェアでいうと、パナソニック⇒京セラ⇒シャープ⇒東芝
海外シェアだと、ジンコソーラー(中国)⇒ロンジソーラー(中国)⇒カナディアン・ソーラー(カナダ)⇒JAソーラー(中国)
となります。
価格面で比較するには、パネルの種類で検討する必要がありますね。
【太陽光発電】パネルの種類はいくつあるの?
パネルは大きく3つの種類があります。
「シリコン系」「化合物系」「有機系」で、住宅用に最も多く使われているのが発電効率に優れているシリコン系です。
次に多いのは高温時の出力ロスが抑えられている化合物系で、有機系については住宅用に使われることはありません。
【シリコン系ソーラーパネル4種類】
シリコン系パネルの中にもさらに4種類あります♪
単結晶シリコン
単結晶は結晶が規則正しく並んでいるものを指しています。
発電ロスが少ないという特徴があって、他のものと比べて製造コストが高い分、変換効率が高く、性能や信頼性に優れています。
温度の上昇にはあまり強くないため、気温の高い日には変換効率が低下するリスクもあります。
多結晶シリコン
単結晶を作る際に発生した端材のシリコンや規格外のシリコン原料を使って作られたパネルのことです。
単結晶のように結晶が規則正しく並んでいないため、単結晶と比べると発電量が劣るというデメリットがあります。
シリコンの含有量が少ないことから単結晶よりも作りやすくコストが安いのが魅力です。
HIT(ヘテロ接合型)
異なる種類のシリコンによって作られたパナソニックが製造する太陽光パネルです。
単結晶シリコンとくらべると変換効率が高く、高温時の出力低下が少ないという特徴があります。
製造方法が複雑で、コストが割高になるというデメリットがあります。
アモルファスシリコン
特定の結晶構造を持たない「アモルファスシリコン」を使って作られた太陽光パネル。
ガラス、または金属片などの基盤の上に、薄膜状のアモルファスを形成して作るため、変換効率が低いというデメリットもあります。
薄膜状ということで加工性がよく、高温に強いため、気温の高い日の変換効率の低下は抑えられパネルです。
現在、日本の住宅では多結晶と単結晶が主流となっています。
一昔前は、多結晶が多く見られましたが、最近は単結晶を良く見かけるようになりました。
各メーカーで若干価格に違いがありますし、国産品は海外製よりも高いですね。
悩んだ時には、自分の気に入ったメーカー+業者お勧め品で見積依頼してください。
やたらと故障やトラブルがあって頻繁に修理をしているというような製品も実はあったりするもので、こればかりは業者さんの方が詳しいです。
高効率でトラブルの少ないお勧め品を紹介してもらうのがいいと思います☆
製品を選ぶ際には保証についても確認してください!
太陽光発電のメーカー保証はJIS(日本産業標準調査会)で最低10年間と決められていますが、内容にはシステム保証・出力保証・自然災害補償などメーカーによって表現の仕方や保証年数、補償条件などに違いがあります。
あると思っていた保証が、こちらのメーカーには無いとなっては後々大変です。
決して安くない価格の製品ですし、素人が触って簡単に直るものではありませんので、しっかり確認したいですね♪
【太陽光発電】見積をとるときのポイントは?
太陽光発電を検索するとたくさんのサイトが表示されますよね。
赤や黄色の大きな文字で「お急ぎください!」など、派手な感じのホームページが目を引きます。
どこの会社でもおそらく製品の金額はそう変わらないのではないかと思います。
問題は、施工です。
設置場所は真南の屋根に、角度は30度勾配の屋根に載せるのが一番理想的な取り付け方と言われています。
南側一面にパネルが載せられない場合には、南面を第一優先にして、次に東面、西面とレイアウトします。
屋根材は何か、TVアンテナ、電柱などの影はないかなど、様々な条件を確認してそれぞれの家にあったシステムを施工します。
またケーブル配線も、最適な寸法に線を合わせて取り付けるの理想です。
余ってとぐろを巻いたままパネルの下に置いていると、鳥が巣を作ることもあります(^^;
垂れているとごみが溜まったり、風にあおられて屋根やパネルにぶつかるなど、不具合発生の原因となる場合があります。
屋根につける架台の金具は屋根材に穴を開けて取付けます。
建物で一番の敵は「水」なので、丁寧な防水コーキングが大切です。
逆に、水抜き処理が必要な場所もありますので、施工技術の優れた業者を選定しなければ安心できません。
でも、施工力があるのかは確かめるすべもないですよね。
そういうことも含めて、管理人がお勧めするのは一度に数社の見積もりが取れる見積サイトです。
グリエネの【太陽光発電の無料一括見積もサイト】は全国約450社の優良な登録販売施工会社から、条件の合った業者を厳選して紹介してくれます。
累計利用者数は10万人を超えの「業界最大級の一括見積りサービス」なんです。
登録すると、カスタマーサポートから連絡があり、状況にあわせて紹介する販売施工会社を選んでくれます。
業者からの連絡方法をメール指定、連絡時間帯を制限して依頼するなど、「いきなり複数の会社から電話があると困る」という事もありません♪
後々断りにくいなどの心配も無用です。
また、対応の悪い業者は、登録抹消する仕組みになっていますので、「感じの悪い怖い人が来たら嫌だな」ということもないですよ♪
見積依頼をするときは、次の点に注意してくださいね!
①気になるパネルメーカーを選定して、同じ商品で見積もりを取る
②パワーコンディショナーは停電時用コンセント付を指定する
③経済産業省の設備認定や東京電力への申請などの諸費用が見積にあるか
④メンテナンス費用についても提示してくれる
⑤パネルレイアウトや発電量、支払いなどのシミュレーションを作ってくれるか
⑥一式見積・※印付きで別途見積なっていないか
⑦定期的なメンテナンスや、故障時の修理依頼ができるか
⑧デメリットについての説明がされているか
曇りの日も発電しますが、天気に左右されやすい製品です。
1年を通して同じ日照時間を確保することはできませんので、そのデメリットについてもきちんと説明してくれる業者を選びたいですね。
また、太陽光発電システムは、工事が完了しただけでは単なる発電装置で終わってしまいます。
工事完了当日から買取が開始されるわけではなく、電力会社と連系して初めて買取開始となりますので、きちんと手続きのできる業者を選ぶ必要があります。
また、個々別々の製品で見積もりを取っていては、価格の比較ができませんので、事前にネット検索し気になるメーカーを2・3社用意して見積依頼の時に記載しておくといいですね。
というのは、各メーカーの製品を施工するためには、講習を受け施工IDや登録販売店になる必要があります。
どこの製品でも扱えるわけではないのです。
業者が見積サイトに登録する場合は、あらかじめ取り扱い可能なメーカーを登録申請しているため「あーうちはその製品扱ってないんですよね」という無駄なやりとりを無くすことができます。
「この時間帯に電話してほしい」、「この曜日はダメ」、「メール対応してほしい」というような細かな注文もできます。
強引な訪問販売や、「今ならお得」、「残りひと枠限り」などいそがせて来る業者はスルーしましょう!
一番高い金額で購入することになってしまうのが「訪問販売」です。
見積サイトを利用すれば、個人で何社も問い合わせる必要がなく楽々です♪
だいたいいくらくらいになるのかな?という疑問解消にもつながりますので、是非検討してみてください!